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| 治療効果 | 院長より |
| アレルギー性鼻炎（ダニ）の舌下免疫療法をご希望の方へ | ||
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| アレルギー性鼻炎（ダニ）の舌下免疫療法とは、ダニアレルギーの方にダニアレルゲン（ミティキュア錠）を長期間舌下投与し、ダニアレルギーの症状を軽減または消失させるために行う、アレルゲン免疫療法です。 この治療は少なくても３年間、毎日続けなければならず、途中で休薬すると十分な効果が得られません。 また、治療は誰でもできるわけではなく、治療中にはいろいろな制限や、副作用の注意があります。 以下の内容をご参照のうえ、治療をご希望の方、ご相談の方は受診をお願いいたします。 |
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| 治療を受けられる条件 | ||
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ダニアレルギーが検査で陽性の人。 |
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成人または5歳以上の小児。 |
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小児の場合、舌下に入れた薬を1分間保持できること。 |
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3年〜5年間、毎日欠かさず自分で舌下治療が継続できる方。（進学や転勤・転居も含めて継続できる事） |
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月に一回 （２回目は一週間後、その後は約一カ月に一回）、必ず本人が通院できる方。 |
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すべての患者さんに効果が期待できるわけではないことを理解できる方。 |
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アナフィラキシー等、アレルギーの副作用が起こる可能性があることを理解し、副作用の対処法が理解できる方。 （副作用への対応参照） |
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3〜5年後に効果があり、終了した後にでも効果が減弱することがあることが理解できる方。 |
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舌下免疫療法の治療薬ミティキュア錠を使用する服用前と、服用後2時間は、激しい運動・アルコール摂取・入浴、は禁止です。 服用後2時間以降もこれらを行う場合は、アナフィラキシーなどの副作用を起こしやすくする危険性があります。必ず守ってください。 |
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ミティキュア錠（ダニアレルゲン）を一日一回舌の下に投薬し、1分間保持した後に飲み込むという事が、毎日できる方。その後5分間は、うがい、飲食、歯磨きは禁止です。 |
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ダニ舌下免疫治療（ミティキュア錠）とスギ舌下免疫療法（シダキュア錠）を同時に行うことはできますが、副作用が強く出ることもあり当院ではお勧めしていません。同時にスギとダニの舌下免疫療法をご希望の方はご相談ください。 |
| 治療を受けられない方 | ||
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5歳未満の小児。 |
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ダニアレルギーの無い人。 |
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ダニアレルギー以外にも強いアレルギーがあり、その症状が落ち着いていない人。 （スギ花粉、イネ科の花粉、ペットなど） |
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妊婦、授乳婦の方。 |
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気管支喘息のある方。（要注意） |
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非選択的 遮断薬を服用している方。（例：インデラル、ミケランなど） |
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全身性ステロイド薬を使用している方。 |
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治療薬（ミティキュア）の使用にてショックを起こした方。 |
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悪性腫瘍、免疫性全身疾患のある方。 |
| 副作用への対応 | ||
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| 副作用の症状 |
| 【主な副作用】 口内炎、舌下の腫れ、口やのどの痒み、耳の痒み、口の中の腫れ・刺激感、頭痛。 【重大な副作用】 ショック、アナフィラキシー（急な血圧低下の伴う意識障害） 【全身的な副作用】 呼吸困難、血圧低下、蕁麻疹、喘息、 皮膚の痒み、鼻アレルギー症状（鼻水、鼻づまり、くしゃみ）など。 |
| 副作用を起こさないために |
| 次の時は副作用が出やすいのでより注意して下さい。 1．服用後30分間。 2．服用開始一か月間。（特に増量期） 3．ダニ以外の他のアレルギーの状態が悪い時。 次の時は医師に相談して下さい。 1．風邪や体調の悪い時。 2．抜歯や歯の治療で口の中に傷や炎症があるとき。 3．長期服用中止後に再開する時。 【重要】 ミティキュア錠を舌の下に内服する際は、なるべく一人の時は避けましょう。 治療後30分は副作用が出やすいので、一人にならないことをお勧めします。 一人暮らしの方も同様な注意が必要です。 薬の取り出しは、乾いた手で・丁寧にしましょう。 |
| 副作用が起きてしまったら |
| 次の時は救急治療が必要です。 1．ショック、アナフィラキシー。 2．呼吸困難。顔面が腫れ、赤くなる。全身に蕁麻疹。 3．血圧低下。意識障害。胸の締め付け感。 4．あきらかにおかしいと思われる時。 【重要】 上記 １〜４ の症状が出た場合、直ちに救急車を要請し救急指定病院に行って、ミティキュア治療を受けているカードを担当医師に見せてください。 |
| 治療効果 | ||
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| ミティキュア舌下免疫療法は、治療効果が出るまでに時間がかかります。 一年半くらいで６０％くらいの方に効果が出ると言われています。効果が出ない人も１０〜２０％います。 ハウスダスト・ダニの回避（定期的な掃除など）は一年を通じて継続して行ってください。 スギ花粉症などのある方は、その時期にスギ花粉症などのアレルギー治療をしっかり行ってください。 |
| 院長より | ||
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| この治療は少なくても３年間、毎日続けなければならず、途中で休薬すると十分な効果が得られません。 また、治療中にはいろんな制約があります。アルコールや運動、入浴も制限されます。 約一ヶ月おきの通院、（安定している時期には少し間隔をあけられます）が必要です。 3年間治療した方よりも5年間治療した方のほうが、舌下免疫療法の効果が長く持続することがわかってきています。 当院では継続可能であれば5年間継続をお勧めいたします。 「ダニアレルギーを治したい！」 という皆さんの強い意志がないと、とても続けることは難しいでしょう。 ダニアレルギー症状が治る(軽くなる）ことはとても嬉しいことです。 治療を希望される方は、強い意志をもって、毎日、長期間がんばりましょう。私どももサポートさせていただきます。 |
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