アレルギー性鼻炎の合併、アデノイドの肥大、抗生剤の効きにくい菌の感染などにより、お子さんの中耳炎、副鼻腔炎が長く治りにくいことがあります。 様々な検査の中から適切なものを選択、総合的に診断し治療していきます。 |
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耐性菌への抗生物質の短期間高容量使用(ハイドーズ処方) | ||
耐性菌と言われる抗生物質が効かない(効きにくい)細菌が増えてきた為、中耳炎や鼻カゼが治りにくかったり、繰り返したりするお子さんが増えてきています。 耐性菌かどうかは鼻水や耳だれの細菌培養検査で調べます。耐性菌がある場合は、効果のある抗生剤を選んだり、通常より多めに使うことで菌を抑えて感染症を治していきます。 繰り返す鼻漏や中耳炎の場合、細菌検査をして耐性菌の有無、適切な抗生物質を選んで治療いたします。 |
お子さんのアレルギー検査 | ||
アレルギー性鼻炎は、1歳2歳のお子さんからでも見られるようになってきました。当院では、
1 と 3 の検査は、痛みもなく1歳のお子さんから可能です。2 の検査は5、6歳以降におこないます。アレルギーの原因を早く知ることは、早期予防に役立ち、アレルギーの悪化をおさえます。 |
滲出性中耳炎の治療 | ||
滲出性中耳炎が長く続くと、聞きかえす、言葉が遅れるなどの症状が出ます。 お薬や鼻処置で治らない場合、鼓膜切開をして一回中耳の水を抜きます。 それでも再度水がたまってしまう場合は、鼓膜に換気チューブを入れておく治療をします。 チューブには、短期型、長期型があり、お子さんの年齢、鼓膜に合わせて選択します。 |
長期型チューブは、5歳以上位の方から可能で、約一年間留置し、滲出性中耳炎を治します。大人も使用します。 |
短期型チューブは、1歳から4歳くらいのお子さんに使用し、3ヶ月くらい入れておきます。 |
小児難聴 | ||
新生児、小児の難聴は見つかりにくく、診断、対応が遅れると言葉の発達、知能などに影響するといわれています。音への反応が悪い、言葉が遅れている、などの症状がある場合受診してください。 当院では、お子さんの耳の状態、鼓膜の状態を確認し、耳垢もしっかり掃除したあとに、「ティンパノメトリー」と「OAE(耳音響放射検査)」という検査をおこない、難聴、中耳炎などの確認をしています。 生後すぐからできる検査です。 |
【OAE検査機器】 |
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