レーザー手術の治療時期・年齢 | ||
アレルギー症状のある時期に治療すると、手術中に出血したり、刺激でくしゃみがおこりレーザーがうまく当たらない危険があります。また、鼻粘膜に炎症があるため、レーザー治療の効果が短期間で消えてしまうことがあります。 レーザー治療後2週間は鼻内にかさぶたが付き、刺激に弱い状態になります。 自分のアレルギーの発症する時期の2週間前までに、レーザー治療を終わらせておくことが望ましいです。 【レーザー治療が可能な年齢について】 小学校高学年くらいから、レーザー治療は可能です。 他に有効な治療法や予防法がないかを検討の上、レーザー治療をするか相談しましょう。 |
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アレルギーの原因(アレルゲン) | ||
耳鼻咽喉科 j クリニック では、アレルギー性鼻炎で受診された患者さんに、 『自分のアレルギーの原因が何かを知って、治療、予防をしてもらう』 ことを勧めています。 “アレルギーだから、薬を飲んでおけば良い” というのは間違いで、まず原因物質を体内(鼻、目、のどなど)に入れないことが大切です。 |
アレルギーの原因(アレルゲン)には大きく分けて5種類(花粉・ハウスダスト・ペット・カビ・食物)あります。 それぞれ、アレルゲンに対する予防法が異なるため、まず原因を調べ、自分の生活環境の中での接点を検討し、対策を考えていきましょう。 たとえば、ハウスダストが原因であれば、エアコンのフィルター、布団カバー、枕の材質、の検討などで症状が軽減することがあります。また、花粉症であっても、スギ、ヒノキ、カモガヤ (イネ科)、など、花粉の飛散時期が違うため、自分がどのアレルゲンが強いのかを知っておくことは、予防対策に有効です。また、花粉飛散前の予防治療も可能になります。 |
アレルゲンを調べるには、採血検査をします。 アレルゲンとして一般的に多い項目を10から13種類調べます。 一般的な原因以外に、自宅で飼っているペットや、食物、仕事で使う薬剤なども、検査可能であれば一緒に調べています。検査費用は、3割負担の方で、約5000円かかります。 お子さんの場合は、年齢と伴にアレルギーの体質が変化しやすく、あまり早い時期での検査はおすすめしていません。 耳鼻咽喉科 j クリニック では、5歳くらい以上の方に検査をしています。 |
検査・治療方法・麻酔 | ||
レーザー治療は、アレルギー性鼻炎で症状のひどい方が対象になります。 手術は診察時に医師と相談して決めます。ご希望の方は、まず一度診察をお受けください。 【検査】 必要な場合、副鼻腔CT、鼻腔通気度検査、採血検査などをします。 【治療方法】 鼻の中にある下甲介の粘膜の表面を、内視鏡で見ながら、炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)にて焼灼します。 【麻酔】 鼻内のスプレー麻酔と併せて、数分間お薬の付いたガーゼを鼻の中に入れておく表面麻酔を行うことで、ほとんど痛みなくレーザー治療がおこなえます。 |
【CO2レーザー】 |
手術費用 | ||
【手術】 手術前に血圧、脈、体温などを測ります。手術時間は約10分です。麻酔や消毒の時間をいれても全体で30分位です。 鼻の中を内視鏡で観察しながら、下甲介をレーザーで焼灼していきます。少しピリピリする感じがあります。痛みがある場合は局所麻酔を追加します。 終了後、出血がある場合は鼻内にガーゼと入れて帰宅していただきます。 【費用】 手術費用は3割負担の方で、当日約7,000円です。諸検査を行った場合は、検査費用が追加されます。 |
手術後・効果 | ||
【手術後】 手術後は、翌日と一週間後に通院していただき、鼻の状態を確認いたします。 しばらくは鼻の中にかさぶたがつきますので、定期的な診察が必要です。 手術後一週間は、抗生剤、止血剤などの内服が必要です。 手術後当日は、入浴、アルコール、鼻かみ、スポーツなど禁止です。 翌日の診察にて問題なければ、その後に許可になりますが、手術後一週間は激しい運動は避けてください。 【効果】 鼻のかさぶたがなくなる二週間から一ヵ月後頃より、鼻づまりが改善します。鼻汁、くしゃみ症状も改善することが多いです。 レーザー治療の効果は約一年続くといわれています。効果の続く期間については個人差があります。 レーザー治療後も、症状に応じて抗アレルギー剤、点鼻薬をお使いいただくことがあります。 |
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