アレルギー性鼻炎と同じような症状がでるのに、アレルギー検査をしても陰性で原因が特定できない鼻炎をいいます。 血管運動性鼻炎の原因は鼻粘膜にある自律神経の異常(過敏症状)といわれています。 気温差などの温度刺激、乾燥、ほこりなどの刺激、ストレスなどが誘因となります。朝に鼻水、くしゃみが出るモーニングアタックや、寒いところで鼻が出るスキーヤーズノーズが有名です。 また高齢の男性に多くみられる、食事中に水バナがポタポタ出てしまうというのも血管運動性鼻炎の症状です。 ほこりや、花粉も刺激となるため、アレルギー性鼻炎や花粉症と間違われる事があります。 小児は環境の変化により体の受ける影響が大きい為、体温変化、交感神経緊張、鼻粘膜が過敏などの刺激にて血管運動性鼻炎が生じやすいです。抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤にて治療します。点鼻薬も有効です。原因が特定できないため予防法はなく、症状に合わせて対症療法が中心になります。 症状のひどい方は内服薬と併せて使用する、皮膚に貼る薬(アレサガテープという貼付剤)が有効です。 |
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