2006/01/22


【インフルエンザ状況】

耳鼻咽喉科 j クリニックでは、1月19日(木)から、インフルエンザ感染症の患
者さんが出ています。
1月23日現在、全員インフルエンザは‘A‘型で、タミフル(抗ウィルス剤)の効きも良く問題ありません。

インフルエンザは、発熱症状が最初に出ることが多く、症状が出てから48時間以内に抗ウィルス剤を内服すると、体内でのインフルエンザウィルスの増殖が抑えられるために、発熱の期間が短く済むことがわかっています。

インフルエンザかな?と思ったら、早めの受診をお勧めします。
インフルエンザの検査は、鼻から咽頭にかけての粘液を綿棒で採って調べます。結果は15分位でわかります。

また、‘インフルエンザ‘といわれている中に、インフルエンザウィルス感染と細菌性の上気道感染(扁桃腺炎や副鼻腔炎など)の両方に感染している場合も多くみられます。
そのような場合は、頭痛、咳、などの風邪症状に加えて、黄色い鼻汁や、扁桃腺に白苔が見られ、抗ウィルス剤のみでは効果が不十分です。

インフルエンザと上気道感染の混合感染症の場合、抗ウィルス剤とマクロライド系抗生剤の併用が効果があるといわれています。
症状にあわせて、抗アレルギー剤や抗炎症剤も有効なこともあります。
また、鼻やのどの処置やネブライザーも有効です。インフルエンザ=タミフルではなく、ご自分の症状にあわせた治療を受けることをお勧めします。

インフルエンザと診断された場合、解熱鎮痛剤は、限られたものしか使えません。薬によっては、インフルエンザ脳症といって、命にかかわる病気との関連性がいわれているものもあり、熱が高いからといって、自宅の薬を自分の判断で使用することは危険なので避けてください。


【アレルギー性鼻炎の初期治療】

アレルギー性鼻炎には、スギ花粉症に代表される季節型のものと、ハウスダスト、ダニなどに代表される通年性のものがあります。
今回は、季節型アレルギーの初期治療についてです。

スギ花粉症は、耳鼻咽喉科 j クリニック のある 愛知県岡崎市では、毎年2月10日頃よりスギ花粉が飛散して発症します。

花粉症の症状(くしゃみ、はなみず、はなづまり、目のかゆみ、など)をなるべく軽くするには、花粉の飛散約2週間前から、抗アレルギー剤を内服しておくと良いといわれています。すなわち、2月の初めから花粉症治療を始めておくと、花粉が飛んでからもひどくなりにくい、ということです。

毎年、スギ花粉で、鼻水ダラダラ、目が真っ赤、鼻づまりで苦しい、となってから耳鼻咽喉科に受診し、治療を受けても薬が効かない、と言われる患者さんが多くみえます。
アレルギー症状は、体の生体防御反応なので、一度ひどくおこってしまうとすぐには薬で治まりません。また、強い薬を使うと、眠気やだるさに悩まされることになります。

一日一錠で効果のある、持続型の抗アレルギー剤も多く出ており、初期治療の負担も少なくできます。
スギ花粉が飛散し始めたら、症状にあわせて薬の量の調節をしましょう。
早めの受診、治療開始をお勧めします。